キャラクトロジー心理学について
2017.05.01(月)
本日はエミちゃんの勧めで読んだ山本美穂子さんの著作「キャラクトロジ-心理学」の一端をご紹介
させていただきます。あまり聞き慣れない言葉ですが、幼少期における親子の心の問題を対象にする
最近のアメリカなどで始められた手法が述べられています。
親と子の心の行き違い?、などなどによる性格形がを五つのパターンに集約されています。
①スティーブ・ジョブ型(スキゾイドタイプ)・・・天才独創タイプ?
②マザー・テレサ型(オーラルタイプ)・・・奉仕タイプ?
③岡本太郎型(マゾキストタイプ)・・・幻術家タイプ?
④ナポレオン型(サイコパスタイプ)・・・独裁者タイプ?
⑤明智光秀型(リジッドタイプ)・・・マジメ&実直家タイプ?
まずはQ&Aで対象者をどのタイプに最も近いか判断します。そしてそのタイプにどうしてなったかを
さらなる質問やテストなどで描き出していくようです。そして最後は「自分が本当になりたかったもの」
「自分で自分を生きる」「広い視野で『愛』の世界」へと導いていくようですが、そのプロセスは非常に
難解で複雑なようで私には残念ながらまだよく分かりません。このあたりはエミちゃんがいずれご説明
できると思いますのでしばしお待ちいただきたいと思います。
以下は私の独断と偏見による私なりの解釈ですが、私はある仮説を実証したいと考えていますので、蛇足
ではありますが追記させていただきます。
①親子関係は主として親の「過干渉」「強制圧力」あるいは「放任」などによって子供の心に深いキズ
を残すことがある。多くは子供への沢山の期待がそうさせるのでしょうが、子供にとっては迷惑この上な
いこともあるようです。もちろん有難いことの方が多いとは私は思いますが。
②そんな親子関係の中では子供は自分を守るために「自分の本心を隠し」「親のご機嫌取りのために
よい子を演じ」「自分を主張することを忘れる」ことに至ることがあると思います。
③それが一過性のモノなら良いのでしょうが、一生続くことになると困ったことになってしまいます。
「本心・つまり自分の感情を押し込める」「いつも心ならずのお芝居をしている」「私は私が自分
でもよくわからない」との空虚な思いが心の不調・体の不調となって顕在化してしまうからです。
ですから幼少期の親子関係はずっと後まで尾を引くすごく大切なものなのです。私はそう考えています。
そこに「ゆがみ」が生じないように、そんなことを皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。
ちなみに私は上のタイプのうち「明智光秀型」リジッドタイプに近いとのエミちゃんの判定でした。