マインドフルネスの私流
2017.03.26(日)
3月11日「日本マインドフルネス学会」に初めて出席させていただきました。今回のテーマはマインド
フルネスの実践です。手塚郁恵先生の教室で一年間マインドフルネスを教わって以来の久々の実践でした。
目を閉じて心静かに全身に注意を向けて体の声を聴こうとしました。
「頭はお休みだな」「何もない自分自身がいる」までは以前の私の感覚と同じです。ところがその次に
「見えるのは光の世界」というイメージが湧いてきたのです。「ウム、今日は何か新しいぞ」その先は
何だろうか?と動き出すものがあります。すると「出来ることをやるだけだ」「自由に生きたいな」
「そうだ私が欲しいのはみんなの笑顔だ」というイメージが湧きだしてきました。最後には「私は何処にも
いない」というノンデュアリティみたいなイメージが出てきてその日はタイムアップでした。
キレイごとに過ぎる?、もっと色んな不満や怒り痛み、攻撃性、諦めなど自分の中に閉じ込めてきたもの
があるハズなのが何故かそうなってしまったのです。もしかしていつの間にか心と体が浄化された?
これはいずれ確かめなければなりませんが、そんなこともあるようなんです。
それはともかくとしてお釈迦様等の瞑想が欧米諸国に伝わって「マインドフルネス」なるものとして
我が国にやってきたようなんですが、マインドフルネスには自分自身に戻って自分を確認して、
自分の本来の「欲求」を引き出す力は確かにあると私は思っています。
皆さんも一度試されると良いと思います。きっと皆さんにも効果があると思います。
グーグルでは「マインドフルネスによって社員の創造力を高める」との理解から社内に瞑想室
を作って新機軸のプランを生み出しているとの実践例もあるようですので。また欧米では
「ウツ病の再発防止・治癒」に効果ありとの実証例・エビデンスの報告があるとのことでした。
最後に学会報告の中に「マインドフルネでをあるがままの自分を理解するのでは不十分で
自身を覚醒させて浮かんでくる色んな思考を観察し反芻しながら何かを生み出さなければならない」
との指摘がありましたことにも留意すべきだと思います。「マインドフルネスを統合失調症
の治癒に使うと妄想が妄想を生み行き先不明になるリスクがある。この点には注意すべき」と今は
考えられているようでもあります。
そんなことで私見を交えたマインドフルネス学会のご報告まで。