体の中でのマインドフルネス討論会
2017.10.04(水)
前回のブログで、長年にわたり体の中のほんの一部である「背中の痛み」にこだわり過ぎていたことが
自分自身の全体像を見失い、人生に於いても(特に人間関係に於いて)バランスを欠いていたのではと
気づいてからここ二ヶ月、只、只、自分と向き合う日々を過ごしていました。
ほんの些細な事でもこれまでに経験したことが無いほどの感情の揺れが起き、ほとほと疲れてしまいま
した。
胎児の頃から感情を抑圧してしまっていたというのは、記憶だけでなくHITキャラクトロジー心理学の
SAS(今、問題に思っていることの原初の体験での本当の感情の掘り起こし)で既に明らかになっては
いたのですが、こんなに感情が溢れ出すとは思いませんでした。
(この二ヶ月ヒーリングを受け続けていたので、体の奥深く筋肉に埋もれていた感情が浮上してきた
という事も大きかったと思います)
最初に出てきたのは「怒り」・・理由は些細な事でも体の中では爆発しそうなくらいの「怒り」が数日
続いた。
次に出てきたのは「悲しみ」・・これまでの自分自身に対して兎に角「悲しくて悲しくて仕方ない」
日々がまた数日。
三番目に出てきたのは「嘆き」・どうしてこんな生き方をしてしまったのか?こんな自分は生きている
価値は無いのではないか?と。
四番目に出てきたのは「慰め」・全て拙いことばかりでも無かったし、頑張ったり良くやったことも
あったではないかとの声が出て来た。
五番目に出てきたのは「希望」・「本来の自分を生きたい」「本当にやりたい事をやりたい」という
願いと同時に「きっと出来る」と応援の声も出て来る。
こんな感情の大波小波に揺れながら、これまでに抑えてしまった感情「怒り」はどんな時に私の場合
出て来るのだろう?と長い人生を振り返ってみた。
まだクリアー出来ていない感情を思い出し学ぶまでは、何度もその感情を体験させられるような出来事
が起こるのが人生だとつくづく思っていますが、私が「怒り」の感情を感じるのは
① 強引さを感じた時 ② どんなに愛情や親切心からでも価値観を押し付けられたと感じた時
③ 急がされると感じた時が多いのです。
これまではその時に、只その感情をしっかり感じ切れずに、ある程度我慢し頑張ってはいても結局
「もう嫌!!」とそう感じさせられた人や事柄から「引く・離れる」という反応のパターンを繰り返して
いたことが多かったのです。
このままでは同じような事がまた起こってしまいます。抑圧の外れた剝き出しの感情が出て来たのです
から次のステップに繋げる為に今回は「マインドフルネス」を活用してみました。
「体の中のマインドフルネス討論会」です・・・まずは静かに呼吸しながら全身の声を聴くことから始め
ました。
頭・・・・・以前は言動の大部分を占めていた司令塔ですが、何故か急に静かになってしまいました。
胸・・・・・次から次に溢れ出す感情は胸からの声でした。これまで抑えられていたネガティブ感情が
ほとんどです。(幼い駄々っ子です) 落ち着かず、何か動きたがります。
背中・・・・長年のパターンは背中(背骨)の声でした。「まあまあそんなにムキにならずに仲良くし
よう」「それなりに幸せだし」「欲出さなくても、これくらいで良いんじゃない?」とか丸
く収めようとする声です。
お肚・・・・ここは万人共通だと思っていますが、私のお肚もどっしりと落ち着いていて、いつもは大ら
かに眺めているのですが、今回は「上の二人(胸と背中)、静かにしろ、落ち着け、何かあ
るとオタオタしたり、直ぐに収めようとしたり・・。」
「兎に角落ち着け、じっとして動くな。本当にしたい事、言いたい事がはっきりするまで待
て!!」と怒っているのです。
「否定したり、禁止したり、批判したり、判断したり、評価したり、命令したり」の頭に代
わってお肚が議論を主導し始めたのです。
良くよく聴いてみるとお肚の発言は冷静で的確で聞くに値するモノが多くあります。
そんなことでお肚は信頼できると私は改めて感じたところです。
そこでこれからは何事も大騒ぎする一部の声を聴くのでは無く「頭・胸・背中・肚」と全体での「マインド
フルネス討論会」を行ってから行動に移そうと私は決心しました。
そして日々、「今、どんな感じ?」「どうしたいの?」と全身の声を聴く習慣を付けたいと思っています。
そこに新しい道が開ける感じがしてきたのです。